また、概念的・抽象的な意味合いで使われる場合もありますが、具体的には測定対象となるものの特定部位に近付けて、その電気的、物理的、あるいは機械的特性を測定する検出器の一部と考えるといいでしょう。
プローブという言葉は磁界計測だけではなく、さまざまな分野で使われています。
人の手の届かないような狭いところや物質の内部、あるいは壁などの障害物に遮られ、内部の様子が分からないものの中を探るというニュアンスがあります。
また、外科手術などで傷の深さや状態を調べるために使われる棒状の器具がありますが、それもprobeと呼ばれています。
プローブにはいろいろな種類があり、見た目は大したことはない様に見えても実はとても高価であったというようなものが数多くあります。
プローブには、その容量が原因で被測定物のインピーダンスを変えてしまうということがあり、実際の波形と計測値が異なるということがよくあります。
厳密に測定をすることは大変難しいことですが、FETプローブを使用したり非接触のプローブを用いるなど、測定方法によっては正確な値を出すことも十分可能です。
対象となる被測定物の特性をきちんと把握した上で、プローブの種類などを考えるとよいでしょう。
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